[ヴェルテ]ネット通販詐欺サイトとバトった話[舶来]

◆始まり

2020年8月に舶来ガジェットというサイトでPinePhoneを注文しました。
(リンク先は詐欺サイトなので絶対買っちゃダメです!)

予定ではなんでも12月頃に配送されるとか。

このウェブサイトはどこかのニュースサイトのリンクからたまたま飛んできたのですが、ちょうど興味のあったガジェットを扱っているようなので購入することにしました。

◆詐欺サイトに気が付く

しかし購入した日から、通販詐欺サイトで有名な「ヴェルテ」から広告メールが送られてくるようになってきました。

ヴェルテという名前自体はこの時点でピンとはこなかったのですが、一時期話題になったJellyProという世界最小スマホが全く届かないことで話題にもなっていたサイトでした。
気になる人は「JellyPro ヴェルテ」などで検索してみてください。

私もJellyProは購入していたのですが、クラウドファンディングで出資していたため高みの見物でした。
(ちなみに当時のJellyProはAmazonから購入するのが一番早かった)

さて、話を戻します。

流石に不安になってきて、インターネットで「舶来ガジェット」について調べてみることに。
すると。。。

危険な輸入代行業者「ヴェルテ」(舶来ガジェット、株式会社シティ、ゲームガジェット)のこと」なんて記事がヒットします。


なんと、かの有名な詐欺通販サイト「ヴェルテ」と「舶来ガジェット」は同じ会社だったのです。

これにはもう「やられた!!」って思いましたね。
銀行払いで既に支払っていますし、返金される保証がないわけです。

◆様々な手段で連絡を試みる

一応12月くらいまで待ってから連絡を試みてみました。
ちなみに今回購入しようとしていたPinePhoneはその後にヴェルテからではなく公式の販売ページから注文して1週間程度で届きました。

連絡の手段としては
・電話
・メール
・お問い合わせフォーム
をそれぞれ試みたのですが・・・

メールは一生返事が返ってきません。
お問い合わせフォームも同様。
電話はコールが鳴り響くだけです。

ここまでくると流石の私もおこですよ!

様々な強硬手段を取ることを決意したのでした。

◆世田谷区消費生活センターに頼る

まず結論としては消費生活センターは一切役に立たないです。

消費者センターって結構電話とかメールで動いてくれるイメージだったのですが、担当地域によって対応が異なるのかもしれません。

少なくとも世田谷区の消費生活センターでは話を聞くだけで一切アクションは取りません。
マニュアルでそうなってるのかもしれないですね。

私が電話をした時にはおばさんのオペレーターの方が出ました。

伝えた要件としては、
 ・8月に購入した商品が届かない
 ・可能であれば消費者センターから電話、またはメールを送って欲しい
という話をしました。




消費者センターからの返答としては
「こちらからメールを送るなどのアクションは取ることができないので、お客様が自身でやっていただきたい」
とのこと。

私から連絡をしても無視されるので消費者センターから一報を入れて欲しい旨を伝えると、
「お客様でも連絡がつかないのであれば我々はどうしようもない。」

うーん、、、そういうものを対応してくれる場所ではないんですかね。



私としては、舶来ガジェットに対して

「消費者センターにも相談させていただきました。
直ちに返信をお願いします!」

って言い切るための実績が欲しかったんですよ。
そうじゃないと嘘の脅しみたいになってしまいますので。

せめて舶来ガジェットの電話のコールだけでも鳴らして欲しいとお願いをしてみたのですが、


消セ「そういうアクションを取るためには、
直接消費生活センターに来ていただくか、
ファックスで依頼をして欲しい」

との返答でした。


なので、
「では明日の午前中に伺います」
と返事をしたところ


消セ「コロナ禍なので不要不急な来訪は受け付けていません。
もしも来ていただいてもその場で手続きはできません
お断りさせていただいております。」



えええええええ????????

もうオペレーターからめんどくさい作業はやりたくないっていうオーラがぷんぷんしてました(笑)
ごめんね。多分マニュアル通りやらなきゃいけないんだもんね。

◆郵送で返金を求める連絡を送る

ヴェルテや舶来ガジェットの住所はバーチャルオフィスなので、郵送は無駄だろうなと思いつつ封筒で催促を送ることにしました。
また、株式会社シティの住所は存在するもののようだったのでこちらに対しても連絡を送りました。
この時点で購入から8ヶ月ほど経過しています(笑)

すると1週間後、初めて舶来ガジェットからメールの返信が来ました。

返金を求めるメールに対してはわずか2行のメール。

「2021年4月に発売なんですが?」的な感じでとぼけてきていますが、PinePhoneは2020年5月ごろから一般に販売が始まっている商品です。

というか舶来ガジェットの商品紹介ページにも「2019年12月から出荷開始」って書いてるじゃん!
自分で答え知ってるじゃん!!
なんでとぼけようとしてるのか不明ですが、ワンチャン掴みにきてますね。



ということでPinePhoneという商品は既に発売されていることと全額返金を求めるメールを改めて返信したところ・・・

草。

問答無用に対応しますってやばくないですか?
返金せずに商品を送ってくるつもりでしょうね。
キャンセルだって言ってるやろ!!!www

このメールを最後に、再び連絡がつかなくなりました。

◆最後の手段は警察

まずは連絡がつかなくなったメールアドレスに対して、「直ちに全額返金がみられないようなので警察に報告させていただきます」という旨のメールを送っておきました。

その後はインターネット・ホットラインセンターへURLやヴェルテ・舶来ガジェットなどについて取り上げている記事のURLも添付して状況を詳しく送ります。

ウェブからホットラインセンターに情報を送ったのですが、電話が掛かってきまして被害届を出す方法などのお話を頂けました。

やっぱりこの手の動きは早いですね。

ということで色々と被害届の出し方などを調べていると・・・。



株式会社シティから入金がありました。

きちんと満額振り込まれていました。
これが今年の4月のお話です。

2020年8月に購入して2021年4月にやっと決着。

実際に被害届を出すところまではやらずに済んだのですが、世の中にはこんな悪徳業者もいるんだなと再認識しましたよ。

◆お世話になったサイト様

下記のサイト様の情報には非常に助けられました。
また、真の悪徳業者は返金をしてくれないケースがほとんどだと思うのですが、法人化しているからか最終的にお金が返ってきたのでよかったです。

にしてもここまで有名な悪徳業者なのになんで警察は取り締まらないんでしょうね?

私は返金してもらえましたが、警察に相談しても返金されなかったケースもあるようです。

もしも同じような被害に遭ってしまった方がいたら、諦めずにアクションを起こしてみてください。

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