[109シネマズ]竜とそばかすの姫を見てきた[ネタバレ注意]

新作の細田守作品である「竜とそばかすの姫」を109シネマズ二子玉川で見てきました!

このコロナ禍なので座席は半分になっていましたが、おかげで余裕を持って見ることができました。

感想を語りたいのですが、妻にはあまりヒットしなかったようで途中で飽きてしまったようです。
なのでブログに書こうと思います。

ここからはネタバレを含む可能性もあるので閲覧注意です。
なるべく本編の内容に触れないようにしたいんですけどね。

まず率直な感想としては、「ある結構はヒットするだろうな」という確信はありました。
ただ比較対象になりがちなサマーウォーズのように万人受けする作品ではないと思います。

ちなみに妻にヒットしなかった理由は、心情描写が中心でアクション性が少なかったことが原因かなと思います。

作中ではUというSNS仮想空間(サマウォでいうOZ)と現実世界の二つの世界で話が進行します。
この時点で人間の二面性がテーマになるのかなと思っていましたが、UというSNSを通して、Asというもう一人の自分を通して現実の自身の成長が描かれてるのかなと思いました。

なので作中には結構「間」を持たせている部分があったりサマーウォーズと比べるとテンポが悪い部分が目立ったりしますが、そこは主人公であるすずの心情を表現するために必要だったんでしょうね。

ちなみに細田守の作品にはクジラが登場することが有名ですが、今回も仮想世界Uの中で3頭のクジラが登場することが確認できました。

サマーウォーズの仮想世界OZでも守神としてクジラが登場していたので、「デザインまんま同じじゃね?」と思って調べ直してみたけど、Uに登場するクジラの方がしっかりと書き込まれたリアル路線なデザインになっていました。

心情の変化や成長を描いたそばかす姫では結構ネガティブな表現が目立ちます。

SNSのように匿名制になると人は簡単に誹謗中傷ができます。
現代のインターネットの闇部分を強く押し出していますね。

予告にもあるように50億人が利用するSNSの中から竜の正体を見つけ出すことが物語の目的となっています。
その過程ですずが成長していくわけですね。

ただ、竜の正体を探しだす理由がちょっと無理やり感がある気がしました。
最初は単なる興味心 & 正体を暴いてやろうという軽い気持ちだったのかもしれないですが。

他にも結構ツッコミたいことはたくさんあるのですが、
・友人万能すぎ
・竜を救うための手段はもっと効率良い方法がいくらでもあったのでは
・美女と野獣感
・ベルがディズニーっぽさある
・それアザじゃねーだろ感
・竜はその後どうなった
・竜パパはなんで最後殴れなかったんねん
 -> 家庭内でしか暴力を振るえないクズパパ?
 -> 単純にすずに気圧された?
 -> 実は言葉の暴力しか振るえない?竜のアザも実際の傷ではなくて心の傷だったり?

まぁ、ファンタジーなので「そうはならんやろ」案件は「まぁ、そういうもんだ」って思えば良いんですけどね笑

総合的には人を選ぶ作品だと思いましたが、良い作品だと思います。

映画がある程度浸透してくると様々な考察や設定が出てくると思うので、そこからまた評価が変わってくるかもしれませんね。

では!

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記事内のカットは以下の動画から。

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